WiMAXルーターはさまざまな機種が発売されており、サイズや通信モードの選択肢が豊富です。そのため、使用場所やライフスタイルに応じて自分にぴったりの機種を選べます。
しかし、そもそもWiMAXとはどのようなサービスなのか、どのような基準でWiMAXルーターを選べばよいのかなど、よくわからずにWiMAXの新規購入・乗り換えをためらっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、WiMAXのサービスについて解説したうえで、
「他の回線とどのような違いがあるのか」
「テレワークでの使用には向いているのか」
についても触れていきます。さらに編集部が厳選したおすすめのWiMAXルーターを、特徴ごとに分類してわかりやすく解説します。お申し込み時によくある質問も紹介していきますので、WiMAXルーター選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- WiMAXルーター選びは性能と大きさ・重量に注目するのがポイント
- WiMAXは通信速度が速くてデータ通信容量が無制限なのがメリットだといえる
- WiMAXはテレワークにも向いている
目次
1.WiMAXとはどのようなサービスなのか
まず、WiMAXとはどのようなサービスなのか解説します。
1-1.UQコミュニケーションズが運営しているポケットWi-Fiサービス
WiMAXは、KDDIの子会社であるUQコミュニケーションズが運営しているポケットWi-Fiサービスです。Wi-Fiサービスを運営している会社は多くありますが、UQコミュニケーションズはそのなかでも大手企業であり、利用しているユーザーも多くいます。
WiMAXのルーター端末があれば家ではもちろん、外出先でもネット通信できます。持ち運びに適したモバイルタイプのルーター端末以外に、家やオフィスに設置して使用するのに適したホームタイプのルーター端末もあります。
1-2.プロバイダによって料金やキャンペーンが異なる
WiMAXの申し込み時には、回線業者だけではなくプロバイダとも契約する必要があります。プロバイダは複数の会社から選択可能です。回線業者がプロバイダもあわせて請け負っている場合もあります。どのプロバイダもUQ WiMAXの回線を利用しているため、回線品質に差はありません。しかし、利用料金やサービス内容、キャンペーンはプロバイダによって異なります。
高額のキャッシュバックキャンペーンを行っているプロバイダもありますが、受け取れるまでの期間が長かったり、受け取るための方法が複雑だったりして、結果的に受け取れなかったというケースもあるため注意が必要です。
このことから、WiMAXのプロバイダを選ぶ際はキャンペーンに注目するのではなく、料金とサービス内容に注目して選ぶとよいでしょう。プロバイダ各社の料金やサービス内容、開催中のキャンペーンなどは公式サイトで確認できます。
2.WiMAXルーターの選び方
WiMAXの概要がわかったところで、ここではWiMAXルーター選びの大切なポイントをご紹介します。現在、数多くのWiMAXルーターが登場していますが、その中から自分に最適なものを選べるようにしましょう。
2-1.通信速度で選ぶ
WiMAXに限らず、ルーターを選ぶ際に重要なのが通信速度です。他の性能が優れていたり、月額料金が安かったりしても、肝心の通信速度が遅くて使い物にならなかったら意味がありません。
通信速度は速いほうが望ましいので、WiMAXのルーターを選ぶ際には上り速度と下り速度に注目しましょう。上り速度はデータをアップロードする際の速度で、この速度が速いほど、たとえばSNSで写真や映像をアップする際にスムーズに作業できます。
一方、下り速度はデータをダウンロードする際の速度で、コンテンツの閲覧・視聴に関係します。動画コンテンツは下り速度が速いほど、快適に視聴可能です。
2-2.対応している通信モードで選ぶ
WiMAXには以前の主流だったノーリミットモード、現在主流となっているハイスピードモード、さらに広範囲で高速な通信が可能になったハイスピードプラスエリアモードという3種類の通信モードがあります。
これからWiMAXのルーターを選ぶのであれば、ハイスピードモードに対応しているルーターを選びましょう。外出先で使用することが多いのであれば、ハイスピードプラスエリアモードに対応しているルーターがおすすめです。ハイスピードエリアモードはLTEモードとも呼ばれる通信モードで、auのLTE回線を使用した通信ができます。
2-3.サイズと重量で選ぶ
WiMAXのルーターは大きく分けて、自宅に据え置きで使用するホームタイプとコンパクトで軽く持ち運びできるモバイルタイプの2種類があります。用途や使用シーンに応じて、最適なルーターを選ぶことが大切です。
自宅で使用するホームタイプであれば、そこまでサイズと重量にこだわる必要はありませんが、モバイルタイプのルーターは、持ち運びが苦にならないサイズと重量の機種を選びましょう。
また、モバイルタイプのルーターを選ぶ際は、バッテリーの持ち時間も重要です。外出先で長時間利用したいのであれば、バッテリーの持ち時間が長い機種を選ぶ必要があります。
3.通信速度に優れたWiMAXルーターおすすめ3選
まず通信速度に優れたWiMAXルーターを3つ紹介します。動画の視聴や大容量データのやり取りは、通信速度が速いWiMAXルーターを使うことで快適に行うことができます。
3-1.HOME L02+WiMAX

HOME L02+WiMAXの特徴
- LTE対応のホームルーター
- 高感度アンテナ4本搭載で全方位をカバー
- 専用アプリで最適な設置場所を見つけられる
2019年1月25日に発売されたホームタイプのルーターです。最大速度は上りが75Mbps,下りが1Gbpsで最大同時接続台数は40台となっています。カラーは部屋に置いても馴染みやすいホワイト、円柱型でシンプルな見た目のルーターです。
WiMAXのホームタイプのルーターのなかでも下り最大速度が最速、さらに4本の好感度アンテナを搭載しており、全方向に対してWi-Fiの電波を飛ばせる性能を持っていて、室内で置き場所によって繋がりにくいという事態が発生しにくいという特徴を持っています。
専用アプリを使用して、電波状況を確認することも可能です。
- 自宅で動画コンテンツなど大容量のデータをやり取りする通信が多い方、利用する端末台数の多い方などにおすすめです。
![]() 女性/30代/会社員/神奈川県
| ![]() 男性/30代/自由業/山口県
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3-2.W05+WiMAX

W05+WiMAXの特徴
- 下り速度が最大758Mbps
- 持ち運びに適したスマートなデザイン
- ノーマルモードで連続利用可能時間が約540分
W05は、2018年1月19日に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。スリムな形状をしているうえに本体重量が約131グラムと軽量で、持ち運びが苦になりません。衣服のポケットに入れて持ち歩くのにも向いています。
色は「ブラック×ライム」「ホワイト×シルバー」という2種類のカラーバリエーションから選択可能です。
見た目や重量だけではなく、下り速度が最大758Mbpsなどルーターとして重要な性能的な面でも実用的な機種となっています。auのLTE回線を利用した通信も可能です。バッテリーはノーマルモードで約540分の連続使用が可能です。
- ルーターを常にポケットなどに入れて持ち歩きたい方、なるべくスリムで軽量のモバイルルーターを探している方におすすめです。
![]() 男性/40代/自営業/栃木県
| ![]() 男性/30代/会社員/京都府
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3-3.W06+WiMAX

W06+WiMAXの特徴
- USB接続時は下り最大速度が1.2Gbps
- 高性能ハイモードアンテナ搭載
- 省電力モードで約12時間の連続使用が可能
W06は、2019年1月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。高性能ハイモードアンテナを搭載したことによって、アンテナ感度が向上しています。ビームフォーミング機能によって通信の安定性も向上、Wi-Fi電波が届きにくい場所でも以前より通信がしやすくなりました。
通常モードで約9時間、省電力モードで約12時間の連続使用が可能となっていて、外出している時間が長い方にもおすすめです。USB接続によるテザリング通信時は下りの最大速度が1.2Gbpsで、大容量ファイルのダウンロードや高画質な動画再生も快適に行うことができます。
- テザリング可能で大容量データのやり取りをする機会が多い方におすすめです。外出先での使用が長時間にわたる方にもおすすめできます。
![]() 男性/40代/自由業/東京都
| ![]() 男性/30代/会社員/京都府
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4.ハイスピードモード対応のWiMAXルーターおすすめ4選
続いて、ハイスピードモード対応でおすすめのWiMAXルーターを紹介します。これからWiMAXルーターの新規購入や機種変更をするのであれば、ハイスピードモードに対応している機種がおすすめです。
4-1.HOME 02+WiMAX

HOME 02+WiMAXの特徴
- WiMAX 2+とauの4G LTE回線を使用した通信が可能
- HOME L02よりコンパクトで軽量
- Wi-Fi最大通信可能台数20台
HOME 02は、2020年1月に発売されたホームタイプのWiMAXルーターです。専用アプリでデータ通信量や電波状況を確認できるほか、設定したデータ通信量を超過した場合にポップアップで通知させることもできます。Alexa対応のスマートスピーカーと連携させることも可能です。
Wi-Fi最大同時接続可能台数は20台、最大下り速度は440Mbpsで、HOME L02には及びませんが、十分実用的な性能を持っています。また、サイズが50×100×118mm、重量が218gとHOME L02より小さいため、狭い場所でも置きやすいというメリットもあります。
- 自宅で利用する方で、HOME L02ほどの速度は必要ない方やWi-Fiで接続する台数が20台以下の方おすすめです。
![]() 男性/30代/会社員/京都府
| ![]() 男性/30代/会社員/長野県
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4-2.WX04+WiMAX

WX04+WiMAXの特徴
- ハイスピードプラスエリアモード対応
- 下り最大通信速度440Mbps
- ビームフォーミング機能搭載
WX04は2017年11月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。製造元はNECプラットフォームズでサイズは111x62x13.3mm、重量は128gとなっています。
ハイスピードプラスエリアモードに対応しているため、auのLTE回線を使用した通信も可能です。なお、ノーリミットモードには対応していません。国産のWiMAXルーターとしては初めてauの4G LTE通信に対応した機種です。モバイルルーターで初めてビームフォーミング機能を搭載した機種でもあります。
下り最大速度は440Mbps、連続使用可能時間はノーマルモード時で約630分、ハイパフォーマンスモードでは約480分です。
- 持ち運びできるルーターを探している方、さまざまな場所で通信をしたい方で最新の機能は必要ないという方におすすめです。
![]() 男性/30代/会社員/神奈川県
| ![]() 男性/30代/会社員/東京都
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4-3.W04+WiMAX

W04+WiMAXの特徴
- au 4G LTEを利用した通信が可能
- 下り最大速度758Mbps
- 携帯しやすいスティック状デザイン
W04は2017年2月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。スティック状のデザインで携帯しやすくなっています。カラーは、グリーンとホワイトの2色展開です。
ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードに対応していて、下りの最大通信速度は758Mbpsです。高速通信をしたい時におすすめのハイパフォーマンス、9時間の連続使用が可能なノーマル、高速な通信はできない代わりに長時間使用ができるバッテリーセーブという3段階の設定から選択できます。
バッテリー使用時間はノーマルモードで約540分、ハイパフォーマンスモードでは約390分です。
- 携帯して使用する手頃なルーターを探している方におすすめです。特にスティック形状のモバイルルーターを探している方にはおすすめです。
![]() 男性/30代/自由業/山口県
| ![]() 男性/30代/自営業/鳥取県
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4-4.W03+WiMAX

W03+WiMAXの特徴
- LTE回線を利用した通信が可能
- 下り最大速度370Mbps
- カラータッチパネル搭載
W03は、2016年7月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。約2.4インチのカラータッチパネルを搭載しています。バッテリー使用時間はハイスピードモードのノーマル設定時で約610分、ハイパフォーマンス設定時で約570分です。
ハイスピードプラスエリアモード通信ではノーマル設定で約430分、ハイパフォーマンス設定で約350分となっています。
下りの最大通信速度は370Mbpsで、最近発売された機種と比較するとやや遅めです。ハイスピードモードだけではなく、ハイスピードプラスエリアモードにも対応しているため、au 4G LTEを利用した通信ができます。
- さまざまな場所で利用できるモバイルルーターを探している方で、容量の大きいデータのやり取りをする機会が少ない方におすすめです。
![]() 男性/20代/自営業/大阪府
| ![]() 男性/30代/会社員/東京都
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5.コンパクトで軽量なWiMAXルーターおすすめ3選
コンパクトで軽量、持ち運びに便利でおすすめのWiMAXルーターを紹介します。電車・バスでの移動中や、外出先のカフェなどでもデータ通信をしたい方には、ここで紹介する持ち運びしやすい機種が便利です。
5-1.WX06+WiMAX

WX06+WiMAXの特徴
- 下り最大速度440Mbps
- 最適な帯域と周波数を自動選択するバンドステアリング機能搭載
- 連続通信時間が最大約14時間
2021年1月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。同時接続可能数は最大16台、視認性に優れた画面を搭載していて、現在のデータ通信量なども画面上で確認できます。WiMAXのモバイルルーターでは初めてWi-Fi2.4Ghzと5Ghzの同時通信をサポートした機種です。
ハイパフォーマンス設定で約8時間、バッテリーセーブ設定で約14時間の連続通信が可能となっています。室内で利用する際には、別売りのクレードルを使用することによってアンテナを4本に拡張し、通信の速度と安定性を向上させることが可能です。
- 連続通信時間が長いため、外出先で長時間に渡って使用する方、充電できない場所で長時間使用する機会がある方におすすめです。
![]() 女性/30代/会社員/神奈川県
| ![]() 男性/30代/パート・アルバイト/福島県
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5-2.WX05+WiMAX

WX05+WiMAXの特徴
- 下り最大速度440Mbps
- 電波が弱い場所で通信品質を向上させるWiMAXハイパワー対応
- Bluetoothテザリング対応
WX05は、2018年11月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。ソニックレッド、ピュアホワイトという2種類のカラーバリエーションがあります。シチュエーションに応じた3通りの設定をワンタップで切替できる「おまかせ一括設定」機能があって、初心者の方でも使いやすい機種です。
WiMAXハイパワー対応によって、電波が弱い場所でも通信品質を向上させることができます。従来機と比較して電波が届きにくい場所での通信速度も改善されました。
連続使用可能時間は通常設定で約10.5時間、省電力設定時は約13.3時間です。Bluetooth接続のエコモード設定で使用した場合は約16.8時間となっています。
- 自宅だけではなく外出先でもルーターを使用したい方で、特になるべく簡単に操作や設定をしたい方におすすめです。
![]() 女性/30代/会社員/神奈川県
| ![]() 男性/30代/会社員/京都府
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5-3.WX03+WiMAX

WX03+WiMAXの特徴
- 下りの最大通信速度440Mbps
- 最大接続可能台数10台
- ハイスピードプラスエリアモードは非対応
WX03は、2016年12月に発売されたモバイルタイプのWiMAXルーターです。タッチ操作可能な2.4インチの液晶ディスプレイを搭載していて、別売りの専用クレードルを使用すれば、アクセスポイントとしても利用できます。
サイズは99x62x13.2mmで、数あるWiMAXのモバイルルーターのなかでもコンパクトな端末となっています。重量は110gです。
下り最大速度は440Mbps、Wi-Fi接続時のバッテリー使用時間はノーマルモードで約600分、ハイパフォーマンスモードで約440分です。ハイスピードプラスエリアモードには対応していないため、auのLTE回線を使用した通信はできません。
- LTE回線を使用した通信が必要ない方におすすめです。そのうえで小さくて軽いモバイルルーターを探している方や、画面タッチで操作できるルーターを探している方にもおすすめできます。
![]() 男性/30代/自由業/山口県
| ![]() 男性/30代/会社員/長野県
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5-4.WiMAXルーターの比較一覧表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
商品名 | HOME L02+WiMAX | WX06+WiMAX | W05+WiMAX | HOME 02+WiMAX | W06+WiMAX | WX05+WiMAX | WX04+WiMAX | W04+WiMAX | WX03+WiMAX | W03+WiMAX |
最大速度 | WAN側 LAN側 | 下り最大440Mbps | ハイスピードモード ハイスピードプラスエリアモード | WAN側 | 下り最大1,237Mbps(1.2Gbps) | 下り最大440Mbps 上り最大75Mbps | ハイスピードモード ハイスピードプラスエリアモード | 下り最大440Mbps 上り最大30Mbps | 下り最大440Mbps 上り最大30Mbps | 下り最大370Mbps 上り最大25Mbps |
外形寸法 | 約93(W)×178(H)×93(D)mm | 約113(W)×623(H)×13.33(D)mm | 約1303(W)×H55(H)×12.6(D)mm | 約50(W)×118(H)×100(D)mm | 約128(W)×64(H)×11.9(D)mm | 約111(W)×62(H)×13.3(D)mm | 約111(W)×62(H)×13.3(D)mm | 約130(W)×53(H)×14.2(D)mm | 約99(W)×62(H)×D13.2(D)mm | 約120(W)×62(H)×11.4(D)mm |
重量 | 約436g | 約127g | 約131g | 約218g | 約125g | 約128g | 約128g | 約140g | 約110g | 約127g |
リンク |
6.WiMAXと他の回線との比較|WiMAXがおすすめな人
WiMAXとWiMAX以外のWi-Fi、どちらにするか迷っている方も多いのではないでしょうか。どちらも無線でネット通信できることには違いがありませんが、特徴は異なります。そこで、ここではWiMAXと他社のWi-Fiを比較して、WiMAXはどのような方におすすめなのか解説していきます。
区分 | WiMAX | 他社のWi-Fi |
回線 | WiMAX 2+ | docomo、au、Softbankの大手キャリア回線 |
最高通信速度 | 上り最高75Mbps 下り最高1,237Mbps | 上り最高50Mbps 下り最高988Mbps |
通信容量 | 基本的に無制限 ※3日間で10GBまでという短期間での制限はあり | 通信容量無制限プランは料金が高め |
Wi-Fi同時接続台数 | 10台~16台 (端末によって異なる) | 5台~16台 (端末によって異なる) |
6-1.通信速度を重視する人
WiMAX以外のWi-Fi回線はdocomo、au、Softbankの大手キャリア回線を使用しています。一方、現在ほぼすべてのWiMAXルーターで使用されている回線はWiMAX 2+です。WiMAX 2+はWiMAXの後継として2013年にリリースされたサービスで、高周波数帯を使用することによってさらに高速な通信が可能となっています。そのため、動画の視聴など通信速度を重視する方にはWiMAXがおすすめです。
6-2.データ通信量が多い人
WiMAXの特長として通信容量無制限という点も挙げられます。3日間で10GBまでという短期間での制限こそありますが、基本的に通信容量が無制限なのは大きな魅力です。WiMAX以外の回線でも通信容量無制限プランを用意しているところはありますが、WiMAXと比べると料金が高い傾向にあります。
このようなことから、WiMAXはデータ容量を気にせず通信したい方、日常的にデータ通信量が多い方におすすめです。
6-3.多くの機器を同時接続したい人
Wi-Fi機器を使用する際には、その機器によって同時接続できる台数に制限があることに注意が必要です。WiMAXの端末機器と他社のWi-Fi機器を比較すると、WiMAXのほうが同時接続可能数が多い端末が揃っています。そのため、家族で使用するなど同時に多くの機器を接続したい方はWiMAXの端末を候補にして探すのがおすすめです。
自分がどのくらいのWi-Fi機器を同時接続して使用するシチュエーションがあるか確認してみるとよいでしょう。最近ではスマホやパソコン以外に家電などでもWi-Fi接続する商品が登場しています。あらためて数えてみると、ご自身で思っている以上に多くのWi-Fi機器を日常で使っているかもしれません。
7.WiMAXはテレワークにも最適
近年はテレワークの需要が世界的に増加傾向にありますが、WiMAXはテレワークにも最適です。
7-1.データ容量を気にせず利用できる
多くの場合、テレワークでは快適にインターネット通信できることが重要です。その点、WiMAXは基本的にデータ容量無制限のため、大きなデータのやり取りが発生する仕事にも向いています。WiMAXの料金プラン「ギガ放題」は、WiMAX2+エリアのみ利用のハイスピードモードを月間データ量制限なしで利用可能です。
データ容量制限ありのWi-Fiでテレワークをしていて不便を感じている場合は、WiMAXへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。データ容量制限を気にするストレスから解放されることによって、仕事の効率も上がるかもしれません。WiMAXは比較的、通信速度も速いため、快適にテレワークをしたい方にはおすすめです。
7-2.すぐ利用できる
光回線は回線工事などが必要な場合もあり、申し込みから利用開始まで1ヶ月ほどかかることもあります。一方、WiMAXは申し込みから最短当日発送で、遅くても基本的に申し込みから3日くらいで利用開始できます。店頭で申し込めば、その場で端末を受け取って即日利用開始できる場合もあります。このようなことから、WiMAXは仕事の事情や急な引越しなど、何らかの事情ですぐネット回線が必要な場合にもおすすめです。
また、WiMAXは回線工事の必要もありません。難しい設定作業も必要ないです。基本的に端末の電源をオンにすればネット通信できるため、機械が苦手な方にもおすすめです。
8.WiMAXルーターに関するよくある質問|お申し込み方法や使い方など
WiMAXルーターに関するよくある質問をピックアップしました。お申し込みをする前に、しっかり確認しておきましょう。- 自分が住んでいる地域でWiMAXは使用できるか? WiMAXは無線通信のため、電波が届かない地域では使用不可能です。UQ WiMAXの公式サイトで、自分が住んでいる地域でWiMAXが使用できるかを確認できます。自宅だけではなく、職場など特定の外出先で使用する予定がある場合は、その外出先で使用できるかも事前に確認しましょう。
- WiMAX2+とau 4G LTEの違いは? WiMAX2+はWiMAXの後継で、現在UQ WiMAXで主流となっている通信規格です。ハイスピードモードで利用できます。au 4G LTEはWiMAX2+よりも広範囲で使用できるサービスで、ハイスピードプラスエリアモードで利用できます。
- WiMAXに速度制限はあるのか? 大きく分けて2種類の速度制限があります。「1ヶ月の定められた通信量を超えた場合」の速度制限は翌月1日に解除されます。制限中の速度は上り下りともに最大128Kbpsです。「3日間で定められたデータ通信量を超えた場合」は、夕方から深夜にかけて混雑する時間帯に速度が制限されます。
9.まとめ
この記事では、おすすめのWiMAXルーターを10選ご紹介しました。WiMAXルーターは、予算だけではなく使用場所やライフスタイルを考慮して選びましょう。通信速度が速くて通信容量無制限であるため、WiMAXはネット動画の視聴やテレワークにもおすすめです。
ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりなWiMAXルーターを選びましょう。
※この記事は2021年5月17日に調査・ライティングをした記事です。
※価格・画像は公式サイトを参照しています。
※本記事の料金はすべて税込価格で記載しております。
※本記事に掲載されているキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。