多くの格安SIMの通信事業者がドコモやauの回線を利用している中、2017年を皮切りにソフトバンク回線を利用できる格安SIMが数多く登場するようになりました。お得なプランや特典も豊富で人気を集めています。
でも、ソフトバンク回線の格安SIMに替えるメリットや、実際、今使っているスマホ代がどれくらい安くなるのかなど気になる部分は多いですよね。また、自分に合ったプランやサービスを探したいけど、各社内容はさまざまなので選ぶのに迷ってしまうのではないでしょうか。
そこでこの記事では、編集部厳選のソフトバンク回線におすすめな格安SIMを、特徴ごとにまとめて9選ご紹介します。格安SIMの選び方やおすすめな人、大手キャリアからの乗り換え手順やよくある質問まで詳しく解説していきます。
ソフトバンク回線の格安SIMを新規で検討している方や、乗り換えを検討している方は、この記事をぜひとも参考にしてくださいね。
- 今使っているiPhoneがそのまま使える
- ソフトバンクからの乗り換えがおすすめ
- 大手キャリアから乗り換えるときは、更新月や端末代の残りに注意しよう
目次
ソフトバンク回線におすすめの格安SIMの選び方
まずは、自分にあった格安SIMをどうやって選ぶべきか、大切なポイントを3つ解説していきます。
プランの種類で選ぶ
格安SIMには、ネット通信のみ利用できる「データ通信専用SIM」と、ネット通信と通話機能の両方利用できる「音声通話SIM」があります。データ通信専用SIMは電話番号を持つことができませんが、Lineを利用して通話することが可能です。また、電話できない分お手頃な価格で利用できます。
格安SIM利用者の多くが利用している音声通話SIMは、電話番号の利用と、データ通信ができるオーソドックスなプランです。通話やSMSでやりとりできるので、仕事やプライベートで電話を使う機会が多い方におすすめです。自分が普段どのようにスマホを使っているのか確認してプランを選ぶとよいでしょう。
格安SIM会社で選ぶ
本来であれば格安SIMに乗り換える際にSIMロックを解除する必要があるのですが、ソフトバンクのスマホを利用している方がソフトバンクの回線を利用している格安SIMに乗り換える場合、SIMロックがかかっていても利用できることがあります。たとえば、nuroモバイルは5GB以下のデータで契約すればSIMロックがかかっていても利用できます。
SIMロックを解除するには約3,000円ほど料金が必要になりますが、乗り換える格安SIM次第でSIMロックがかかっていても利用できるので、費用を減らせます。ソフトバンクから乗り換える予定の方はぜひチェックしてみてください。
データ容量で選ぶ
契約できるデータ容量は格安SIMによって異なるので、契約する前にチェックしておくとよいでしょう。たとえば、nuroモバイルは0.2GBから13GBまでのプランがあり、mineoは1GBから20GBまでのプランがあります。
格安SIMは3代キャリアと比べてデータ容量が少ないプランが多い反面、3大キャリアよりも安く利用できるというメリットがあります。3GB以下のプランだと、月額料金が約1,000円台で利用できることもあるので、スマホの料金を抑えたい方におすすめです。自分が毎月どれだけのデータ通信を利用しているのか把握してからプランを決めるとよいでしょう。
ソフトバンク回線におすすめな格安SIM9選!
ここからは、ソフトバンク回線におすすめな格安SIM9選を紹介します。各社の特徴を参考にして、あなたにぴったりの格安SIMを見つけてくださいね。
※本記事の料金はすべて税込価格で記載しております。
※本記事に掲載されているキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
プランが豊富な格安SIM3選
まずは、料金プランが豊富で自分に合ったものが探しやすい格安SIMを3つ紹介します。
1.QTモバイル

QTモバイルの特徴
- ソフトバンク回線は3GBで1,240円(税込)と低価格で利用できる
- 分割払いで端末を購入できる
- OPPO製品を端末セット契約すると現金キャッシュバック
QTモバイルでおすすめのプランは「データ+通話コース」です。データ通信量は3GBで、利用開始月から6ヶ月まで割引価格として1,240円(税込)と、格安SIMの中でも比較的安く利用できます。7ヶ月目以降は1,800円(税込)になる点に注意しましょう。
QTモバイルで端末も一緒に購入を考えている方は、OPPO製品を購入することでキャッシュバックを現金で受け取れます。たとえば、A5 2020であれば2,000円、RenoAは8,000円と端末によってキャッシュバック金額が異なります。また、iPhone製品も取り揃えており、分割払いで購入できます。
- 格安SIMだけでなくOPPO製品を端末セットで契約したい方や、お手頃価格でソフトバンク回線を利用したい方におすすめです。
![]() 男性/30代/会社員/京都府
| ![]() 男性/30代/会社員/徳島県
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2.BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルの特徴
- ソフトバンク利用時に貯まっているTポイントを引き継げる
- 特定のスマホを端末セットで購入するとポイントが還元される
- 格安SIMのみ契約する場合、初期費用が無料になる
BIGLOBEモバイルで特定の格安スマホを端末セットで購入することで、20,000円相当のポイントが還元されるので、お手頃価格で格安スマホが手に入ります。特定のスマホには、iPhone SE(第2世代)やAQUOS sense4などが挙げられます。中にはポイント還元を利用して10,000円以下で購入できる端末もあります。
現在利用しているスマホを使って格安SIMだけ契約する方の場合、3,733円(税込)必要な初期費用が無料で契約できる特典がついてきます。このようにBIGLOBEモバイルは割引特典が豊富なのがおすすめのポイントです。
- 割引特典を利用して初期費用を抑えて契約したい方や、ソフトバンクを利用していてTポイントを引き継ぎたい方におすすめです。
![]() 無回答/30代/会社員/東京都
| ![]() 男性/30代/会社員/京都府
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3.IIJmio

IIJmioの特徴
- 他社から乗り換えると特定のスマホを110円(税込)で購入できる
- ミニフォンダイヤルを利用すると通話料が半額になる
- 音声通話SIMの5GBプランが月額990円(税込)で利用できる
他社からIIJmioに乗り換えて端末セットを契約すると、特定のスマホを110円で購入できます。対象商品はXiaomi Redmi 9TやOPPO A5 2020などが挙げられます。数量限定で2021年3月31日までに申請する必要があるので、気になる方はチェックしてみてください。
IIJmioの音声通話SIMには「ミニフォン」というプランがあり、データ容量5GBで通話機能もついて月額990円(税込)と格安で利用できます。上記と同じく2021年3月31日までの申請期限となっています。格安SIMや月額プラン共にお手頃価格で提供している点がIIJmioをおすすめするポイントになります。
- 格安SIMと共に端末も購入したいと考えている方や、月額費用を抑えつつ通話費用もできるだけ安く抑えたい方におすすめです。
![]() 男性/40代/自営業/福岡県
| ![]() 女性/40代/自営業/福岡県
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月額料金が安い格安SIM3選
次に、月額料金が安く、スマホ代を節約できる格安SIMを3つ紹介します。
1.mineo

mineoの特徴
- 5月31日までに新規登録すると3ヶ月間で1,080円割引
- 端末次第ではSIMロックを解除しなくても利用できる
- 他社から乗り換えてスマホを一括購入すると割引を受けられる
mineoは格安スマホの中でもキャンペーンが多いです。たとえば、2021年5月31までに新規登録すると、登録したプランの月額が3ヶ月間1,080円引きになったり、他社から乗り換えて端末セットを一括で購入すると、最大83%割引されます。
また、一部商品はSIMロックを解除せずそのまま使用できる端末もあり、arrows UやiPhone 12 Pro Maxが該当します。SIMロックがかかったまま利用できる格安SIMは多くないので、該当する方で格安SIMへの乗り換えを検討している方はmineoを利用してみてはいかがでしょうか。
- キャンペーンを利用してできるだけ安く格安SIMを利用したい方や、SIMロックを解除せずに利用できる端末を持っている方におすすめです。
![]() 女性/20代/会社員/静岡県
| ![]() 男性/30代/その他/東京都
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2.HISモバイル

HISモバイルの特徴
- ソフトバンク回線のプランは最安198円(税込)から利用できる
- 「格安弐拾プラン」は、20GBを2,178円(税込)で利用できる
- 楽天モバイルから乗り換える場合、事務手数料が無料になる
HISモバイルは料金幅の広さが魅力の格安SIMで、月額180円(税込)から利用できるため、サブスマホとしての利用にも適しています。HISモバイルの中でもお得なのが「格安弐拾プラン」になります。20GBの容量と70分間無料通話が利用できて、月額費用1,980円(税込)とお手頃価格で利用可能。通話料金は30秒で11円(税込)と通常の通話料金よりも安く利用できます。
現在楽天モバイルを利用している方は、2021年4月30日までにHISモバイルに乗り換えると契約事務手数料をキャッシュバックで受け取れるので、実質無料で乗り換えられます。
- サブスマホとして格安SIMの利用を考えている方や、スマホで通話する機会が多く月額費用を安く抑えたい方におすすめです。
![]() 男性/30代/会社員/京都府
| ![]() 男性/30代/会社員/京都府
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3.OCN モバイル ONE

OCN モバイル ONEの特徴
- 最低利用期間や違約金がないので気軽に利用できる
- 他社から乗り換えて端末セットを契約すると5,000円オフ
- 取り扱っている格安スマホが24種類と豊富
OCN モバイル ONEで端末セットを購入する際に、他社から乗り換えて契約すると5,000円オフになります。さらに、通話し放題プランや留守番電話プランに加入すると2,000円オフになり、合計7,000円オフになるのでお得に契約できます。
OCN モバイル ONEで用意されている格安スマホは24種類と豊富にあり、Androidからソフトバンクユーザーがよく利用しているiPhone製品まで幅広いため、端末セットで購入を検討している方におすすめです。最低利用期間や違約金がないので自由に退会できることもあり、気軽に申請できる点も魅力です。
- 格安スマホを端末セットで契約したい方や、OCN モバイル ONEはドコモ回線ということもあり、DOCOMOから乗り換える予定の方におすすめです。
![]() 無回答/30代/会社員/東京都
| ![]() 男性/50代/会社員/神奈川県
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データ容量の多い格安SIM3選
最後に、データ容量が多く、ネットを快適に使える格安SIMを3つ紹介します。
1.nuroモバイル

nuroモバイルの特徴
- 音声通話付きSIMを選ぶと11ヶ月間割引特典を受けられる
- 利用開始月は無料で利用できる
- 一部条件に当てはまる端末はSIMロック解除せず利用できる
nuroモバイルには3つのSIMプランがありますが、その中で音声通話付きSIMを利用すると最大7,000円分割引されます。割引額は回線と容量によって変わり、ソフトバンク回線の13GBプランの場合は月額費用から1,540円割引されます。プラン利用日から11ヶ月間割引されるので、月額費用を抑えたい方におすすめです。
また、nuroモバイルでソフトバンク回線を契約すると、2017年8月以降にソフトバンクで発売された商品は、iPhoneとAndroidどちらもSIMロック解除せず利用できます。ソフトバンクを利用していて、格安SIMへ乗り換えを検討している方はぜひチェックしてみてください。
- 2017年8月以降に発売されたスマホをソフトバンクで購入した方や、ソフトバンク回線の利用を検討している方におすすめです。
![]() 無回答/30代/会社員/東京都
| ![]() 女性/40代/会社員/愛知県
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2.UQモバイル

UQモバイルの特徴
- 月額料金がソフトバンクよりも2,000円以上安くなる
- テザリングに対応している
- 条件にあった契約をするとキャッシュバックがもらえる
au以外の携帯会社や格安SIMから乗り換えや新規契約で、SIMのみをくりこしプランで契約した場合、最大10,000万円のキャッシュバックを受け取れます。キャッシュバック期間は2021年3月31日までとなっています。
ソフトバンクとUQモバイルの月額プランを比べると、UQモバイルに乗り換えるだけで毎月2,000円以上お得になるので、スマホの月額費用を押さえたいと考えている方におすすめです。また、格安SIMではテザリングできないことが多いのですが、UQモバイルではテザリングできるという点も魅力の1つです。
- UQモバイルへの乗り換えを検討しており、くりこしプランを利用予定の方やスマホでテザリングを利用する方におすすめです。
![]() 女性/30代/会社員/神奈川県
| ![]() 女性/20代/公務員/東京都
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3.y.u mobile

y.u mobileの特徴
- スマホの修理保証が無料
- 音声通話SIMを契約すると10,000円キャッシュバック
- 利用しなかった通信量は翌月に持ち越されるので無駄にならない
y.u mobileの料金プランは、シングルプランとシェアプランのみとシンプルな仕組みになっているので、プランが複雑すぎて迷うことがありません。シングルプランはデータ量が5GBで、月額1,639円(税込)で利用でき、格安SIMの5GBプランの中では比較的安い金額になります。
y.u mobileの音声通話SIMを契約すると、契約して4ヶ月後に10,000円のキャッシュバックを受け取れます。条件として、4ヶ月後まで同じプランを利用し続けており、2021年5月31日の12時までに申し込んだ方が対象になるので、気になる方は早めに申請することをおすすめします。
- 格安SIMへの乗り換えを考えており5GBのプランを検討している方や、音声通話SIMを契約する予定の方におすすめです。
![]() 女性/30代/会社員/神奈川県
| ![]() 男性/30代/会社員/会社員
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ソフトバンク回線におすすめな格安SIMの比較一覧表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
商品名 | QTモバイル | BIGLOBEモバイル | IIJmio | mineo | HISモバイル | OCN モバイル ONE | nuroモバイル | UQモバイル | y.u mobile |
月額料金 | ・通話SIM 1,254円(税込)~/月 ・データSIM 770円(税込)~/月 | ・通話SIM 980円(税込)~/月 ・データSIM 990円(税込)~/月 | ・通話SIM 858円(税込)~/月 ・データSIM 748円(税込)~/月 | ・通話SIM 1,100円~/月 ・データSIM 880円~/月 | ・通話SIM 990円(税込)~/月 ・データSIM 198円~(税込)/月 | ・通話SIM 770円(税込)~/月 ・データSIM 858円(税込)~/月 | ・通話SIM 792円(税込)~/月 ・データSIM 627円(税込)~/月 | ・通話SIM 1,680円(税込)~/月 ・データSIM なし | ・通話SIM 1,639円(税込)~/月 ・データSIM 990円(税込)~/月 |
SIMロック解除不要で使える回線 | ドコモ回線 | ドコモ回線/au回線 | ドコモ回線 | ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線 | ドコモ回線/ソフトバンク回線 | ドコモ回線 | ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線 | au回線 | ドコモ回線 |
リンク |
ソフトバンク回線のメリット・デメリット
ソフトバンク回線の格安SIMへ乗り換えを検討するとき、使い勝手やサービスなど、気になる部分がたくさん出てきますよね。ここでは、ソフトバンク回線のメリットとデメリットについて解説します。ソフトバンクとそれ以外の回線のどちらがいいのかじっくり検討してくださいね。
ソフトバンク回線のメリット
まずは、ソフトバンク回線のメリットについて解説します。
ソフトバンクよりも月額料金が安い
ソフトバンクの月額料金は3,278円(税込)からです。同じソフトバンク回線が利用できるnuroモバイルの場合、通話simで792円(税込)、データSIMで627円(税込)から利用ができます。
また、データ無制限の場合、ソフトバンクでは7,238円(税込)かかりますが、nuroモバイルでは3,828円(税込)で利用できます。同じ回線を利用するので通信エリアがそのままで、月額料金を抑えることができます。
ソフトバンクからの乗り換えなら、今使っているiPhoneがそのまま使える
ソフトバンクからソフトバンク回線の格安SiMに乗り換える場合、端末のSIMロックを解除せずにそのまま使えます。iPhoneの場合、SIMロックに対応していないiPhone6よりも前の端末でもそのまま使える機種があるため、今まで使ってきたiPhoneをそのまま使えるケースが多いです。
ただし、MVNO(格安SIMを提供する会社)によって対応している機種が異なるため事前に確認しておきましょう。
ソフトバンク回線のデメリット
次に、ソフトバンク回線のデメリットについて解説します。
山間部や海辺はドコモ回線の方が得意
通信エリアは、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線ともに大きな差はありませんが、山間部や海辺では、ドコモ回線が得意といわれています。現在、ソフトバンクでは登山道に注力をしている最中ですが、ドコモ回線に比べると、カバーできている範囲が少ないです。
ソフトバンク回線のスマホを都心部で使うのであればつながらないということはほぼありませんが、そういった場所で使う予定があるのなら、事前に通信エリアの範囲内かどうか確認しておく方がよいでしょう。
プランやサービスが少ない
MVNOではソフトバンク回線に対応していないところがまだ多いです。同じプランでもドコモ回線やau回線の料金よりもソフトバンク回線の料金が高いMVNOもあります。ソフトバンク回線の格安SIMを検討するときは、事前に確認しておきましょう。
また、格安SIMは料金が安い反面、大手キャリアのように学割や家族割といった割引プランが少ないです。場合によっては大手キャリアの方が料金を安く抑えることもできるため、トータルコストは事前に確認しておきましょう。
クレジットカード決済のところが多い
ソフトバンク回線に関わらず、MVNOの多くは料金の支払いがクレジットカードのみとなっています。クレジットカードをすでに持っているのであれば問題はありませんが、新規で作るには審査が必要なので手間がかかるうえ、年齢や収入によっては審査が通らない可能性もあります。また、カードの種類によっては年会費もかかります。
クレジットカードを持っていない方や使いたくない方は、口座振替ができるMVNOもあるのでそちらを検討しましょう。
ソフトバンク回線の格安SIMがおすすめな人
上記の理由から、ソフトバンク回線の格安SIMは現在ソフトバンクのスマホを使っている人におすすめです。ソフトバンク回線の格安SIMなら通信エリアが変わらないため、今ソフトバンクのスマホを使っていて圏外にならないのであれば、格安SIMに乗り換えても圏外にはなりません。同じ条件で月額料金が安くなるので、スマホ代を大幅に節約することができます。
また、ソフトバンクでiPhoneを使っている方は、SIMロックを解除せずにそのまま使えます。SIMロックに対応していないiPhone6以前の機種でも使えるものもあります。今使っているiPhoneに愛着があったり、乗り換えたときの初期費用を抑えたい方にもおすすめです。
大手キャリアから格安SIMへの乗り換え手順
格安SIMへの乗り換えは、基本的にインターネットを利用して自分で行います。また、ある程度の知識も必要です。ここでは、その手順について解説するのでぜひ参考にしてくださいね。
SIMロック解除手順
ドコモやauで使っていたスマホを、そのままソフトバンク回線の格安SIMで使いたい場合、SIMロックの解除が必要です。手続きは各社専用のwebサイトで行い、手数料は発生しません。その際、IMEIという端末の固有識別番号が必要となるので、事前にスマホで確認してメモをしておきましょう。
また、SIMロック解除は各キャリアのショップでも可能です。その場合、ショップでSIMロックの解除を行ってくれますが、3,300円(税込)の手数料が発生します。
Androidについては2015年5月以前に発売の機種、iPhoneではiPhone6s以前の端末はSIMロックの解除ができないので注意が必要です。それ以降の機種でも、MVNOによって対応している機種が違うため、事前に確認をしましょう。
IMEIの確認方法とSIMロックの解除方法は下の表にまとめましたので、参考にしてくださいね。
IMEIの確認方法 | |
Android | ・電話番号入力画面から「*#06#」と入力 ・ホーム画面から「設定」→「システム」→「端末情報」→「IMEI」を開く |
iPhone | ホーム画面から「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」を開く |
SIMロック解除の手続き方法 | |
ドコモ | ・ドコモ公式サイトから「my docomo」→「お手続き」→「SIMロック解除」 ・ドコモ回線の方→「151」に電話 ※通話料無料 ・ドコモ回線以外の方→「0120-800-000」に電話 ※通話料無料 |
au | au公式サイトから「サポート」→「スマートフォン・携帯電話をご利用の方」→「各種設定・お手続き方法のご案内」→「ご契約内容」→「SIMカードに関するご案内」→「SIMロック解除のお手続きはこちら」→「SIMロック解除のお手続き(My au)」 |
ソフトバンク | ソフトバンク公式サイトから「My softbank」→「契約・オプション管理」→「オプション」→「SIMロック解除対象機種の手続き」 |
MNP予約番号発行手順
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使えば、今使っている携帯電話の番号をそのまま引き継ぐことができます。
MNP予約番号の取得をwebサイトや電話で転出元のキャリアへ申し込み、発行日を含めた15日間の有効期限内に乗り換えると、携帯電話の番号を変えずに乗り換えができます。
手数料については、以前は2,200~3,300円(税込)が発生しましたが、現在は総務省のガイドラインにより発生しません。
なお、MNP予約番号の発行手順は下表のとおりです。
MNP予約番号発行手順 | |
ドコモ | ・ドコモ公式サイトから「my docomo」→「お手続き」→「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」 ・ドコモ回線から→「151」に電話 ※通話料無料 ・ドコモ回線以外から→「0120-800-000」に電話 ※通話料無料 |
au | au公式サイトから「サポート」→「スマートフォン・携帯電話をご利用の方」→「各種設定・お手続き方法のご案内」→「ご契約内容」→「解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ」→「MNP(auから他社へのお乗りかえ)の手続き」 ・「0077-75470」に電話 ※通話料無料 |
ソフトバンク | ・ソフトバンク公式サイトから「My softbank」→「設定・申込」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」 ・ソフトバンク回線から→「*5533」に電話 ※通話料無料 ・ソフトバンク回線以外から→「0800-100-5533」 ※通話料無料 |
解約金を確認する
大手キャリアの場合、更新月というものが存在します。定期契約が満了した月を起点とした3ヶ月程度の期間で、この期間以外でMNPや契約期間のないプランへの変更を行った場合解約金が発生します。
今契約しているプランが2019年10月1日以降のものであれば、0~1,100円(税込)程度ですが、それ以前のプランのままの場合、10,450円(税込)の解約金が発生してしまいます。格安SIMに乗り換えるときは、今契約しているプランや更新月を確認しておきましょう。
また、今使っているスマホを分割で購入している場合、支払い代金の残りも確認しましょう。格安SIMへの乗り換えをきっかけに、新しいスマホの購入を考えているのであれば、両方の代金を支払うこととなるため、支払いの負担が大きくなってしまいます。
ソフトバンク回線対応の格安SIMのよくある質問|お申し込み方法や使い方など
- 格安SIMをガラケーで使うことはできるのか? 格安SIMに対応している機種であれば使うことができます。その場合、音声通話とSMSは使うことができますが、データ通信ができないためアプリを利用した通話ができません。場合によっては通話料が高くなってしまうので注意が必要です。
- ソフトバンクと格安SIMのソフトバンク回線は何が違うのだろうか? 格安SIMが利用しているソフトバンク回線は、格安SIM会社がソフトバンクから回線をレンタルしているので同じ回線になります。格安SIMの設備によって通信速度に違いが出るので、会社によってスピードに差が出ることがあります。
- 格安SIMにも家族割があるのだろうか? 全ての格安SIMが該当するわけではありませんが、中には家族割を適用している格安SIMもあります。IIJmioでは家族全員が一度の手続きで乗り換えられる方法もあり手間がかからないので、気になる方はチェックしてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ソフトバンク回線対応の格安SIMに関するよくある質問の他に、格安SIMに関する情報をもっと詳しく知りたい方に向けて、決定版となる解説記事をご用意しました。
下記の記事では、おすすめの格安SIMや初心者でもわかる格安SIM選びのポイントについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
格安SIMのおすすめ14選!自分に合った料金プランを探そう
まとめ
この記事ではソフトバンク回線におすすめな格安SIM9選を紹介しました。ソフトバンクユーザーの方なら同じ通信エリアで料金を安くすることができるので、今までと同じ使用感で使えます。
各社さまざまなプランやサービスがあるので、この記事を参考にして自分にぴったりな格安SIMを選んでみてくださいね。
※この記事は2021年5月24日に調査・ライティングをした記事です。
※価格・画像は公式サイトを参照しています。