読めばわかる高く中古車買取業者を利用するテクニック! このページではよくあるトラブルのうち再査定や減額に関する原因や回避方法をご紹介。
このページでご紹介するのは、
- 何故再査定されてしまうのか。その仕組みと回避方法
- 減額されてしまった場合の対処方法
- そもそもどういう場合に減額されてしまうのか
です。
最後までご覧いただければ、買取業者に隙を見せない方法やより高く買い取ってもらうコツがわかります。是非ご覧ください。
そもそもなぜ中古車買取に再査定や減額が発生するの?
中古車買取業者を利用する上で最大のリスクがこの減額にあるといってもよいでしょう。ディーラでの買取では減額は起こりえないからです。
そもそも再査定とは契約が完了し車を売却したあとに業者から連絡がきて、買取価格の全額や一部返還を迫られるというもの。返金の連絡が来るまでの日数はケースによって様々ですが、数日後にくる場合もあれば2~3か月後にいきなり電話が鳴るケースもあるようで。
え?売却の契約が完了した後にそんなことがありえるの?と思うかもしれませんが、実際に国民生活センターにはこのようなトラブルが多くあるとの記載が存在しています。
買い取り額の一方的な減額を可能と定めたもの
事業者の査定によって売却金額を決め契約の上引き渡しをしたのに、その後に「本当はもっと価値の低い車だった」「事故車だった」などとして、一方的に金額を下げてくるケースが見られる【事例9】。これらのケースでは、契約書にその旨(事故車と判明した際には後からでも減額できる、事情により再査定する場合がある、など)を定めている場合が多い。売却価格は契約を判断する大きな要素であるにもかかわらず、それを一方的に変更できるとする契約条項は問題がある。
引用元: 独立行政法人国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル」より抜粋
こうした減額の事例のことを業界では再査定と呼び、残念ながらよくある手法です。中古車買取業者も企業としてはともかく各店舗としては利益を重視しなければならないので、こうした行為が行われてしまうのでしょう。
では、やっぱり中古車買取業者を利用せずディーラーに売却したほうが安心なのかというとそうではありません。業界の中にはこうした風潮を良しとせずに規約などで再査定そのものに縛りを設けている企業もあるからです。
当サイトでおすすめしている中古車買取業者はこの再査定がないことも基準のひとつにさせていただいてますが、ここではもっと詳しくご紹介していきましょう。
アップル
アップルの情報 | |
---|---|
サービス名 | アップル |
URL | https://www.applenet.co.jp/ |
店舗数 | 239 |
JPUC監修番号 | 16KH00009 |
提携業者数 | 240 |
このページの結論としてぜひ覚えておいていただきたいのは、やはり中古車買取のアップルはお勧めであるということです。当サイトの結論としておすすめしている業者なので、ひいき目に見えてしまうかもしれませんが、SNSの口コミや評判だけではなく規約面でもユーザのことを考えている企業だなという印象があります。
というのも、実はアップルには再査定が存在しないのです。
アップルは中古車買取業者の中でも歴史が長く、オリコンの顧客満足度調査で5年連続1位の輝かしい実績を持つ企業ですが、買取価格や接客面だけではなくこうした安心面の評価も高評価の要因といってよいでしょう。
アップルの良い評判
買取金額に関する評判から良いものを一部抜粋してみましょう。
他での見積もり明細を持っていくと競合価格を出してくれたりする 初めて利用したがスムーズに買取手続きが進んだので良かった。 40代/男性
他社の買取額も考慮して、良い値をつけてくれた。購入した車が納車されるまでの代車も手配して頂け助かった。 30代/女性
しつこい勧誘等の電話がなかった事と入金日や名義変更完了の通知がきちんとされていた点。 50代/男性
引用元: アップルの評判・口コミ|オリコン 車買取会社満足度ランキングより抜粋
世代が異なれば買取りを行う車の価格帯も変わるものですが、どれも買取だけではなくアフターケアまで丁寧であることがうかがえる内容ですね。
アップルの悪い評判
良い評判だけ選んでご紹介するのは情報として不公平ですので、同じオリコンの調査から悪い評判もここでご紹介します。
特には無いが、売る側の人間は大抵思うことだろうが、もう少し高く買い取って欲しかった。50代/男性
別になし。しいて言えば入り口が入りにくく、車がたくさん置いてあり駐車しにくかった。60代以上/女性
少人数で業務をしているので仕方ないが、先にお客さんがいると待たされる。40代/男性
悪い評判として登録されているものなのですが、どのユーザも買取そのものに不満がないどころか、よりよくなるための提案をしている点が面白いですね。
また再査定だけではなく買取価格の不満も少ないのが特徴といえるでしょう。アップルは他の業者とは異なる独自の中古車販売ルートを持っているため、他の業者よりも安い買取金額になることはほとんどありません。
再査定に関してはわざわざ自社サイト内で以下のように注意喚起してくれているほどなので、よほど自社のサービスに自信を持っているのでしょう。
査定をしてから売却をする際によくあるのが、査定のときの見積もりよりも金額を下げられてしまうというトラブルです。
売却をしてから車に不具合が見つかったなどの理由から、減額請求や代金の一部返却を求められるといったことがあります。ただし、車の査定を依頼する側が修復歴や故障を隠していたことなどから、後から返金を求められてしまうケースもあります。また、査定や売却をめぐるトラブルのほかにも、個人情報を承諾なしに利用されてしまうことがあります。査定を依頼しただけなのに、連絡用のメールアドレスに許可していないメルマガが届くようになったなどのパターンです。車の売却をめぐるトラブルでは、個人情報を不正利用される可能性もあるので注意する必要があります。
引用元: 車売却トラブルに巻き込まれないためにするべきことより抜粋
もちろん店舗によってはという可能性も否定はできませんが、それはどの業者でも同じリスクなので、当サイトとしてはまずは評判の高いアップルへのお問い合わせをお勧めしています。
カーセブン
カーセブンの情報 | |
---|---|
サービス名 | カーセブン |
URL | https://www.carseven.co.jp |
店舗数 | 160 |
JPUC監修番号 | 約款15KH0002 約款15KH0003 約款18KH00017 約款19KH00018 Web15KW0001 |
提携業者数 | 1,000 |
カーセブンはフランチャイズチェーン展開を強みとしている業者で、2020年度のオリコン顧客満足度ランキングでも2位につけている買取業者です。
各店舗のオーナーにかなり大きな裁量権を任せているため、各店舗のサービス品質に定評のあるカーセブンですが、再査定についても「5つの安心宣言」と呼ぶ独自の対応をとっています。
- お電話一本でキャンセルできます
- 7日間までキャンセルできます
- 当日中に前払いします
- キャンセル料は一切かかりません
- ご契約後の減額は一切しません
引用元: 5つの安心宣言より抜粋
再査定やキャンセルに対してユーザに安心してもらおうという強い意気込みを感じる宣言ですね
カーセブンの良い評判
買取金額に関する評判から良いものを一部抜粋してみましょう。
売却に関する書類を見ながら、ひとつひとつ確認して、記入していけたこと。疑問点を質問できたこと。入金予定日がはっきりしていること。 50代/女性
説明がきちんとされ安心感があった。売却先が決まった時も報告と一緒に愛車の写真が同封されて来て嬉しかった。 40代/男性
夜間も対応してくれたので査定が早く金額の変更もなく売却できた。スタッフの商談や手続き時のマナーが皆良く気持ちよく取引ができた。他よりも査定額が高く信頼できたので迷うことがなかった。50代/男性
引用元: カーセブンの評判・口コミ|オリコン 車買取会社満足度ランキングより抜粋
買取金額だけではなく、その対応の丁寧さが評判からもにじみ出るようです。これだけ丁寧に対応していると効率重視の会社では上司に恫喝されそうなものですが、それよりもユーザの大切にする企業ということがうかがえる内容となっています。
カーセブンの悪い評判
同じオリコンの調査から悪い評判もここでご紹介します。
査定額が市場価格より低いと感じた。他社の査定はもっと悪かったので妥協した。時間があればと思ったがまあしょうがないかなと思った。 60代以上/男性
車の悪い点のみを取り上げていた感じがする。年数の割に走行距離が少ないこと等に対する評価がなかった。60代以上/男性
担当者とうまくコミュニケーションがとれなかった。電話での話と、実際に会って話した内容に相違があった。50代/女性
各店舗に裁量権を持たせた結果、品質の良い店舗もあれば悪い店舗も残念ながらあるということのようです。良い店舗を選ぶことができればそのまま審査へ。悪い店舗にもし当たってしまったのであればキャンセルしてフランチャイズの違う店舗に問い合わせるとよいでしょう。
カーセブンのおすすめポイントはやはり「5つの安心宣言」にもある契約後の減額が一切ないことでしょう。我々車を売る側からしたら当然そうして欲しい内容ですが、あえて業者目線に立ってみれば査定額より高い金額で販売できない車を買取ってしまう危険性があるわけですので、査定能力によほどの自信がなければできないサービスです。
電話だけでキャンセル可能などユーザに対して気軽に査定に来てもらおうという意思を感じるサービス内容になっていますので、遠慮なく気軽に問い合わせをさせてもらいましょう。
ネクステージ
ネクステージの情報 | |
---|---|
サービス名 | ネクステージ |
URL | https://www.nextage.jp |
店舗数 | 158 |
JPUC監修番号 | 約款15KH10003 約款20KH00020 Web15KW0011 |
提携業者数 | 不明 |
愛知県名古屋市に本社を置くネクステージは、他社とは異なる理由でおすすめしたい買取業者です。
実は、ネクステージに関しては再査定のうわさが全くないわけではありません。
おいおい、このページの趣旨と違うんじゃないか?とお思いかもしれませんが、ご安心ください。いいまからご説明します。
ネクステージは確かに全く再査定が存在しない業者というわけではないようですが、その再査定について自らかなり詳しく解説してくれています。
再査定(業者からの減額請求)
最初の査定で不備なしの状態で査定額がついた場合でも、後になって不備が見つかれば業者側から再査定の連絡が入ることがあります。
再査定は故障していることを考慮されるため、最初の査定額に比べ大幅に減額することがあります。故障の度合いによっては売却そのものができず、有料にて廃車処分となる恐れもあるのです。
最初の査定のときに査定員が見落としていたことを理由に交渉しても、故障は故障として扱われ、減額請求に応じなければならないケースも多くなっています。
引用元: 売却後の車に故障が見つかったらどうなる?トラブルに正しく対処する方法を紹介!より抜粋
この部分だけだと責任逃れのために用意しているように見えるかもしれませんが、ネクステージはわざわざ再査定の回避方法まで解説してくれています。
売却後のトラブルの多くが査定時の見落としによるものです。そのため査定員の質が高い買取業者を選ぶことで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
査定のときに修復履歴を見ているか、車をじっくり確認しているか、気になる点は売却者にきちんと質問しているかをチェックします。査定が早すぎると見落とす可能性が高まりますので、丁寧に査定をしてくれる業者を選びましょう。
実際、査定員の見逃しが原因で再査定のトラブルにつながるケースは少なくありません。完全にトラブルを回避するという意味では前述までの2社が特にお勧めですが、ユーザ側も知識を持って正しくトラブルを回避するべきという意味でこのネクステージもおすすめができます。
ネクステージの良い評判
買取金額に関する評判から良いものを一部抜粋してみましょう。
査定金額が早く出たこと。瑕疵担保期間等がはっきりしていた。60代以上/男性
競合他社と合い見積もりを取って希望価格に近い方に売却しようとしていたが、他社は希望価格までは無理だったがネクステージのみ希望価格までアップしてくれた。60代以上/男性
7社程の会社に査定をお願いし、他社の提示価格は言いませんというこちらのやり方に応じて頂き、初めての査定依頼を、強引さが、全くなく、最後まで心地よく終わることができた。40代/女性
瑕疵担保とは現在は2020年4月の民法改正で契約不適合責任と呼ばれるようになった売主側に発生する責任のことで、売却時に虚偽の申告や隠し事があって後日判明した場合、契約解除や損害賠償請求に応じる義務があるということを定めたものです。口コミにこのような単語が出てくるあたり説明や応対の丁寧さがうかがい知れますね。
ネクステージの悪い評判
同じオリコンの調査から悪い評判もここでご紹介します。
売却が決まるまでは熱心だが、車を引き取ったら終了振り込みが終わるまではしっかりサポートして欲しかった。50代/男性
売却車を会社まで自分で持って行かなくては行けなかったのが不便でした。30代/男性
お店にいた女性が慣れていないのか、笑顔がみられなかった事。50代/女性
笑顔に関しては個人差があるような気もしますが、やはり再査定に関する悪い評判はないようでした。信頼のおける業者のひとつとして、ネクステージにも査定依頼することをお勧めします。
なぜ再査定(減額)されてしまうのか
大きく分けて理由は2つです。
ひとつは、車を売却する側(つまりあなた)が事故歴や修理歴を隠したまま中古車買取業者に売却を試みた場合。
売却の値段が下がってしまうのではないかと隠したくなる気持ちもわかりますが、修理歴自体そこまで大きく値段を下げるということはありませんし、相手はその道のプロなので隠し通すことは不可能です。契約時にこれらが発覚した場合には契約不適合責任によって余計な金額を払う責任が生じることもあります。実は売主側が責任を負う必要があるケースはこの意図的に隠し事をした場合だけで、そのほかの大半の理由は業者側の責任となるのです。
例えば契約後の修理歴追加発覚による減額は以下のように拒否が可能であるという見解が出ています。
プロである事業者が通常の注意を払えば修復歴を発見できるはずであり、見積もり提示時に見落としたのは事業者に過失(事故歴の申告を受けている)があると言えます。したがって、消費者に対し瑕か疵し担保責任を問うことはできません。査定の見落としを消費者に転嫁するような、事業者側の過失を問わずに契約を解除できる条項は、消費者契約法第 10 条 「 消費者の利益を一方的に害する条項の無効」となります。
再査定になる理由の二つ目は、そもそも買取価格を高額で提示してあとから減額することで安く車を仕入れようとしている悪徳業者の存在です。このような悪徳業者は当サイトではそもそも紹介しない方針ですのでご安心を
つまり包み隠さず正直に修理歴なども提示しておけば、基本的に再査定のトラブルに巻き込まれても拒否してしまえるということです。
加えて、契約時に個別に後日の減額は受け付けない旨を書面などで取り決めておくと尚良いでしょう。
大切な愛車を正しい値段で売却するため、このページでご紹介した内容を踏まえてまずはお問い合わせを